反物質爆弾

  • 反物質1グラムの対消滅反応で出るエネルギーは,4TNT火薬換算で約2.9キロトン。
  • 1キログラムあっても,ロシア製の爆弾のツァーリよりエネルギー量は低い。

E=mc^2

E=エネルギー(ジュール)
m=質量 (kg)
c=光速 (3.0×10^8)

1グラムの反物質対消滅により反応した場合,すなわち,1グラムの物質と1グラムの反物質対消滅した
→2グラムの物質がエネルギーに変わった場合,上記の式から,1.8×1014ジュールのエネルギーが放出されることが分かります。


TNT,1キロトンが爆発したときに放出されるエネルギーは4.2×1012ジュールなので、

(1.8×1014)÷(4.2×1012)=42.86


より、1グラムの反物質が反応した場合のエネルギーは4TNT換算で2.86キロトンとなります。
これは広島に投下された原子爆弾の2.86倍にあたります。

1kgあれば42.86メガトンの威力で、ソ連が作った史上最大の水爆58メガトンの70%の威力です
反物質の値段は今後,1mgあたり1000万ドルに下げることができるそうです。
1gあたり100億ドルです。
これは,施設を作る費用などは含んでいないと思われるので、核施設込みで普通に核爆弾作ったほうが安上がりかと思います。

http://mltr.e-city.tv/faq09f.html